2024-11-18
一人で住宅ローンを組もうとしても思い通りの金額の融資が受けられなかったり、返済し続けていくのに不安があったりと不安要素は多いものです。
そこでよく利用されるのが収入合算やペアローンという方法です。
今回はこの収入合算についてご紹介していきます。
収入合算を利用する上でのメリットとデメリットや、ペアローンとの違いについても詳しくご紹介していきますので、今後住宅ローンを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
収入合算とは、家族同士で収入を合算し、住宅ローンを借り入れできるという方法です。
合算する相手は自分の親、子または配偶者でも問題はありませんが、親族に当たらない友人などは合算できない仕組みとなっています。
当然ながらメリットとデメリットが存在しますので、どちらもしっかり把握した上で利用する必要があります。
メリットについては、一人でローンを組もうとしても希望額に届かない場合、収入合算を利用することで、融資額が増え、購入できる住宅の選択肢も増えるという点です。
合算する相手は非正規雇用でも問題がないため、派遣社員やパート、アルバイトの場合でも一緒に組んでもらうことができます。
一方でデメリットについては、夫婦間で収入合算をしている場合、もし離婚になると連帯保証人の解除をしたり、財産分与だったりで、揉めやすい方法にはなります。
またペアローンとは異なり収入合算の相手は債務者とはなりませんので、団体信用生命保険の加入はできません。
合算する相手との年収にそこまで差がないのであれば収入合算よりもペアローンのほうが、メリットが多い場合もあります。
ここまで聞くと収入合算とペアローンは似ているようにも感じますが実は大きな違いがあります。
ペアローンはローンを返済する相手と一緒に申し込み、それぞれが単独でローンを契約している状態になります。
返済もそれぞれが行ない、住宅ローン控除もそれぞれが受けることが可能です。
収入合算の場合は一人で返済している状態になるので住宅ローン控除の申込者一人分しか受けることができません。
このようにペアローンとは性質が全く違うものであることがわかります。
住宅ローンの収入合算とは、家族の一人と収入を合算しローンを申し込める方法となります。
融資の金額が増えたり、非正規雇用などでも申し込みができますが、夫婦間で合算していると離婚をしたときに大きなトラブルになってしまう可能性がある、というメリットとデメリットを持っています。
自分の思い通りの住宅を購入するために活用する住宅ローンですので、返済しやすい方法やトラブルになりにくい方法を選択するようにしましょう。
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