2024-11-25
不動産の売却方法の1つに、買取保証があります。
これから不動産を売却しようという方は、どのようなシステムなのか知っておくと売却方法の選択の幅を広げられるでしょう。
今回は一般的な不動産売却の方法との違いや、買取保証のメリット・デメリットをご紹介します。
買取保証とは、不動産会社に仲介を依頼して一定期間売却ができなければ、その不動産を不動産会社に買い取ってもらうシステムです。
買取保証を利用するためには、不動産会社と専属専任媒介契約を結ぶ必要があります。
専属専任媒介契約とは、売却活動を不動産会社1社のみに任せるという契約方法です。
では、買取保証と普通の売却方法とではどのような違いがあるか見ていきましょう。
普通の売却方法では、その不動産が売却できるまで売却活動を続けなければいけません。
そのため、3か月で売却できてしまうこともあれば、3年経っても売却できないケースもあるでしょう。
買取保証にしておけば、ある一定期間売却できなければ不動産会社に即時買取してもらえるので、現金化したい期間内に売却できます。
離婚して不動産を早く現金化したい方や、転勤のため家を手放すので引越すその日までに売却してしまいたい方にピッタリの方法です。
買取保証にはメリット・デメリットがあるので、普通に不動産を売却する方法と比べてどう違うのか見ていきましょう。
不動産売却に買取保証を選択するメリットは、売却期限が確定している点と瑕疵担保責任が免除される点です。
買取保証ではある一定期間売却できなければ不動産会社が不動産を買い取ってくれるので、多くてもその期間には必ず売却できます。
普通に不動産を売却するときは、売却期間が長引くと焦って無理な値引きや売却活動をしてしまうことがあります。
しかし、売却できなければ不動産会社が買い取ってもらえると考えれば、気持ち的にも余裕をもって売却活動ができるでしょう。
契約不適合責任が免除されるのもメリットです。
契約不適合責任とは、簡単にいうと契約書にない不具合が見つかった場合は、売主が責任をとらなければいけないというルール。
ですが、そもそも不動産会社があらかじめ査定をして不具合などをみつけてくれているので、契約不適合責任を心配する必要がありません。
ここまでみると、買取保証にはメリットばかりがあるように感じますが、どんなデメリットがあるか見ていきましょう。
買取保証のデメリットは、仲介より売却価格が安くなる点です。
買取保証では、仲介よりも市場価格から8割ほど売却価格が安くなるケースがあります。
不動産を買取保証で売却すると、希望の期間内に不動産売却できるメリットがありますが、市場価格より売却価格が安くなるケースがあります。
メリット・デメリットを理解して、売却方法を検討しましょう。
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